NTSグループのこれからの百年を見据え、
「Another NTS」でさらなる付加価値を。
時代とともに、進化し続けるNTSグループ
私たちNTSホールディングスは、独立系サービサーグループとしては国内最大級の規模を誇るNTSグループの持株会社として2014年に誕生しました。
その母体であり、現在もNTSグループの中核企業である「ニッテレ債権回収株式会社(ニッテレ・サービサー)」は債権管理回収業務のパイオニア。約35年の歴史の中で、さまざまなお客様、社会の皆様の信頼を一つひとつ積み重ねてまいりました。
また、私たちはお客様や社会の皆様からの多種多様なニーズに応える形で、NTSコンサルティング、NTSリサーチ、NTSプリント工房といった専門性の高い関連法人を設立し、この国の経済活動を循環させるうえで欠かせない存在として着々と成長を遂げています。
しかしながら、サービサーの認知度や社会における位置付けは依然として高いものではありません。加えて、昨今の金融市場における目まぐるしい変化の中で、私たちNTSグループ自体もさらなる変革の必要性を感じております。
そこで、NTSグループでは、長期経営計画に「Another NTS」というビジョンを打ち出し、中期経営計画として現在の主たる事業であるサービサー業務の「深掘り」と既存のビジネスフィールドの枠を超えた新規事業開発による「探索」を通して、新たな付加価値を生み出すことを目標とし、その遂行に取り組んでいます。
あらゆるニーズに応える「金融バンドリング戦略」
現在、金融業界では各社がそれぞれの機能の専門性を高め、その他の部分はアウトソーシングを選択する「金融のアンバンドリング化」が進んでいます。
その際、私たちNTSグループがお客様の向かう方向とは逆に、川上から川下のあらゆるニーズに対し、グループ各社のさまざまなサービスを束ね、ワンストップで提供する「金融バンドリング戦略」を推し進めることができれば、お客様の業務の生産性をこれまで以上に高め、社会に広く貢献できるのではと考えております。
たとえば、私たちNTSグループでは、ニッテレ・サービサーに債権回収をご依頼いただければ、その過程で必要となる訪問調査もグループ企業であるNTSリサーチで請け負うことができます。また、督促レターの製作が生じれば、NTSプリント工房が担当。延滞が発生する以前に「バランスシートの見直しを相談したい」というご要望があれば、NTSコンサルティングの担当者が伺い、弁護士や公認会計士、税理士、社会保険労務士といった士業の方々とも密接に連携しながらアドバイスを行うこともできます。
そして、こうしたあらゆるニーズにワンストップで応えることができる金融バンドリングサービスは、金融業界に新規参入をご検討されるお客様にとっても、大きな力になれるのではと自負しております。
いつ、いかなるときも、企業理念を忘れない
百年企業を目指し、お客様と社会の皆様に信頼され、存在を期待され続ける企業グループであるために、NTSグループでは、2010年に企業理念を策定し、「いつ、いかなるときも、企業理念を忘れず、行動しよう」と決めました。さらに、その策定段階においても全社員に参加してもらい、約1年の時間と労力を費やし、自分たちの社会における存在意義や大切にするべき価値観、あるべき姿について何度も議論しました。
その結果、生まれたのが、「つながる全てに『ありがとう』を」という企業理念です。
私たちがこれまで関わってきた方々、これから関わっていただく方々への感謝の気持ちこそが、私たちNTSグループが展開する事業の出発点であり、百年先も存在し続ける基底価値だと考えております。
また、その精神はグループ社名にある「NTS」にも込められています。この3文字は、グループの母体である「ニッテレ・サービサー」の頭文字の「N」、企業理念の「ありがとう(THANKS)」の「T」、「最適なサービス(SERVICE)」の「S」の3つの意味を表し、NTSグループすべてが、この理念に沿ってお客様や社会の皆様、そして、社員全員との約束を果たしていくという決意の表明でもあるのです。
今後も、私たちを取り巻く環境はダイナミックに変化することでしょう。また、経済価値、社会価値、環境価値の概念や構造が変容する中、私たち自身も「深掘り」と「探索」の両利きの事業展開によりNTS版サステナブル経営を構築し、さらなる進化を目指しております。
サービサー業界の社会的認知度の向上と、「Another NTS」による新たなサービス、ソリューションの開発に向けて。
いかなるときも企業理念を忘れず、公平で豊かな未来づくりに貢献してまいります。
これからのNTSグループにどうぞご期待ください。
NTSホールディングス株式会社
代表取締役社長 小林 英利